「え、じゃあ愛結が海龍の姫、ってこと?」


「まぁ、そうなるかな」


「愛結すごっ!!!」


「ちょ、夏鈴声大きい…」


小さく溜息をつくと。


「まっ!桜崎君、愛結のこと頼んだよ」


「あぁ」


夏鈴が少し睨みながら言うと、楓は伏せていた顔をあげて返事をした。