「まっ、楓の場合それだけじゃないと思うけどなー」
「なにそれ、大和。どういうこと?」
「黙れ大和」
「ハハッ、めずらしいな楓。
でも多分隣に置いておきたいって思うのはお前だけじゃないと思うぜ?」
さっきから言ってる意味がわからないんだけど。
でも、とりあえず楓からものすごい殺気がでてるから。
「大和、これ以上言うのはやめて。
楓が不機嫌になっちゃってるから」
「おーう。じゃ、俺ちょっと下っ端んとこ行ってるわ~」
お気楽な奴...
それに比べて楓は、不機嫌MAX状態。
「そんな不機嫌にならないでよ」
そう言って、肩に手を置くとその上に手を重ねてきて。
「もういい。寝る」
私の膝に頭を乗せてきた。
これはいわゆる...膝枕ってやつか。