「母親はそれから荒れまくって、男を取っ替え引っ替えして家に連れてきてたんだ」
...いつかの私の母親と一緒だ。
「数人男を連れてくるときは母親の友達も連れてきてた。
でもある日、母親の友達しか来てなくて何かおかしいって思ったんだ。
だから、俺はその時ずっと部屋にこもってた」
「...」
「そしたら母親が家に帰ってきてそのままその友達連れて俺の部屋に来たんだ。
母親は笑いながら『ヤっちゃっていいよ』って言って、俺最初意味わかんなくて唖然としてた。
そしたら女達が俺をベッドの上で押し倒してきてそのまま...「海人、いいよ言わなくて」」
海人の話を遮って言った。
...言いたいことがわかったから。
「...あぁ」
海人、今自分がどんな顔してるかわかる?
すごく泣きそうな顔してるよ。