幹部室を出て、楓...ではなく柊也がみんなの前に立った。


「みんな、今日集まってもらったのには理由がある。

紹介したい人いるんだ。

...愛結ちゃんちょっと前にきてくれる?」


「はーい」


柊也の隣に立つと後ろになぜか楓もついてきた。


すると柊也は少し後ろに下がって楓が前にでた。


「お前ら、こいつは今日から海龍の姫になった橘 愛結だ。

...愛結、挨拶」


なんか、緊張するな。


「はじめまして...ではないか。

姫になった橘 愛結です。

突然姫になって驚いた人や嫌だと思った人がいるかもしれません。

でも私は守ってもらおうとは思いません。

自分の命を大切にしてください。

よろしくお願いします」


何を言えばいいのかわからなかったから、思ってることだけを言った。