エアコンを切り図書室を出ると、一気に汗が吹き出した


哲太「あちぃ…」

石本「まぁ、夏だからな(^ω^)」


俺たち4人は、石本先生のあとにつづいて廊下を歩く


星井「美希、資料室ってどこにあるの?」

朝日「二階の一番奥の部屋だよ。私そこよく行くから」

淳「あー、そういえば朝日って委員長やってたな」



…階段を4人で歩くと、今にも崩れそうなほど異様な音を出す



石本「小梅中ってほんとボロいよなー。こんだけボロいのになんで建て替えねぇんだろな」

哲太「生徒の数が少ないからじゃないですか?」

石本「あー、なるほどな」




そんな事を喋っている間に、資料室に着いた。



石本「…あれっ、おかしいな」

星井「どうしたんですか?」

石本「鍵が開いてるんだ。誰かいるのか…?」

淳「…あ、さっきの奴じゃね?えっと…佐久間ってやつ」

星井「あーあり得るね。あの娘多分、学校探険でもしてたんじゃない?それで鍵閉めるの忘れたとか。。」



確かにあいつ、『もうちょっと見たい』って言ってたな。



石本「佐久間…?誰だそれ」

星井「見てないですか?多分転校生ですよ。さっき図書室で会って…、お兄さんと来てたみたいです」

石本「お兄さん……?……あっ!もしかしてさっきすれ違った人か?」

哲太「すれ違った?」

石本「ああ。俺が図書室に来る途中、関西弁喋ってた兄弟とすれ違ったんだ。…なんか喧嘩してるみたいだったな」

哲太「あー、多分そいつらだと思います」

淳「鍵ぐらい閉めろよなー」

朝日「早く入ろ…!」

石本「お、おう」