そんなことを考えながら、悠のあとをつけていく。

海が見えた。
月が海にうつっていて、とても綺麗だ。

砂浜のところに、だれかがいる。


汐梨…。
またか、お前はいつも一人で悲しんでる。
なんでも一人で抱え込んでる。

俺らに言えばいいのに…。
悲しいって、寂しいって、苦しいって。

言ってくれないのは、俺らが頼りないからか?

それだったら、これからもっと頑張るから…。