翼があたしの手をとると、みんな一気に走り始める。
周りの女子は驚いた顔をしてた。

そりゃそうだよね。


汐梨「逃げてよかったの?」


結構な距離走ったのに、誰も息切れしていない。
もちろん、あたしも。

小さいころから、外でばっかり遊んでたから。


陸「めんどくせぇからいいんだよ。な?」


翼、隼人「あぁ。」