その日の夜。
電話はかかってこなかった。

次の日の朝も、いつもみたいに迎えにはきてくれなかった。


陸「やっぱり、ヨリ戻すことになったとか?」


隼人「いや、悠はそんなことしないと思う。
すっごく汐梨のこと、想ってたから。」


じゃあ、なんで電話してくれなかったんだろう。


翼「とりあえず、学校で確認してみよう。」


汐梨「うん。」


悠にはバスでも会えなくて、学校にも来ないんじゃないかと心配になる。