「悠、どうしたの?」 さっき、翔真さんの言葉を遮ったときくらいからおかしい。 「いや…別に。」 「なんか、変だよ。」 「悠、言ってもいいんじゃないか? はい、汐梨ちゃん。」 翔真さんが、スイーツをあたしの前においてくれる。 「ありがとう。 …悠、話したくないんだったら無理しないで?」 「わかった。 翔真、お願いしていいか?」 「もちろん。」 翔真さんは、あたしたちの座っているテーブルに自分も座る。