やばい…。すっげぇ可愛い。
夢、じゃないよな…。


「悠、待った?」


「ううん、さっき来た。」


「そっか、良かった。」


「ん。」


俺が、汐梨に手を差し出すと、
汐梨は、恥ずかしながらも笑顔でその手を握ってくる。

なんでこんなに可愛いんだよ…。

俺は、繋がれた手をぎゅっと握った。


「どこいくの?」


「んー、内緒。」