初デート。
俺から汐梨を誘った。

まず、告白しても断られると思っていた。

だって、汐梨の周りには、
俺より頭が良くて、俺より断然顔が整っているやつらがいる。

どうみても、付き合うならそいつらの方がいい。
だから、フラれる気満々で告白した。


そのとき、


「悠ー。」


手をふって、俺の名前を呼びながら駆け寄ってくる、汐梨。