汐梨「そ、そんなことされない。」


近くにある顔にそう訴える。


悠「ほんとに?」


そういって、顔がさらに近づいてくる。
少し動けば、当たってしまう距離。


汐梨「悠は、しないでしょ…?」


そういうと、悠は、ぱっと手を離す。

まず、悠って、こんなことする人じゃないよね…?


悠「…それ反則。」


そういって、口元を手でおさえる。


翼「俺も、あれは反則だと思う。」


あの日を思い出してか、翼はそういう。