「悠、ご飯よ。」


「あぁ。」


お互い頑張りすぎてて、話すときは食事の時間だけ。
食事が終わると、俺はまた勉強をする。
母さんは、夜遅くまで働いた。

そんな生活をしていると、母さんが突然倒れた。

その日から、俺はずっと母さんにつきっきりだった。

俺には、母さんしかいなかったし、母さんにも俺しかいなかったから。