汐梨「綺麗…。」


バンバンッ
と、次々に花火が打ち上げられる。

あたしたちは、花火が終わるまで、言葉を交わさなかった。


汐梨「すごかったねー。」


隼人「そうか?毎年見てて飽きない?」


汐梨「飽きないっ!」


翼「ほんと好きだなー、花火。」


汐梨「うんっ、大好きだよっ。
来年も、また五人で来ようね。」


翼、陸、隼人、悠「あぁ。」


あたしは、そう返事をする四人に笑顔を向けた。