「凪子」 「何?颯大君」 「俺、本気でスゲー惚れてるんだけど。どうしたいいんだろ」 「変な颯大君」 彼女は笑って俺の身体に肘でパンチ。 「私も颯大君が大好き」 小さな声で彼女はつぶやく。 溶けそうな幸せって こんな感じだろうか。 彼女の笑顔を守りたい。 約束通り ふたりで生きよう。 必ず俺が君を守るから……そう6年前に思った事は、今も変わらない。 大切な人を もう俺は離さない。 【完】