奈『え〓あ、天野って…常に女子と一緒にいる…?』
結『え〓何…何股かかけてる人?』
聖『そんなに…悪い人じゃない…。』
奈『聖奈が好きになった人を悪く言うつもりはないよ。でも…純粋な人じゃないよ。色んな女の子と付き合ってるから…気をつけてよ。』
聖『うん…。…あたしが…天野くんを…好きになったのには…理由があるの…。ある日ね…あたしが先生に頼まれて大量の資料を図書室に運んだ時なんだけど…そこに天野くんがいて…あたしは資料のせいで足が何かにつまずいて資料を落としちゃって…天野くんが声をかけてくれたの。』

天『大丈夫?どこも怪我してない〓』
聖『だ、だ、大丈夫です。あ、すいません。すぐ片付けます!!!』
天『慌てないでいいよ。』

聖『誰も気づかないくらい隠す感じで手でひねった足を抑えてたのを…気付いてくれて自分のことのように心配してくれたの。』

天『足…ひねったんじゃない?隠してるつもりだろうけど…見えてるよ。俺が片付けるから…保健室行こう。』

聖『お姫様抱っこして保健室まで連れて行ってくれたの。天野くんにとっては何もない…ただのお姫様抱っこだったかもしれないけど…あたしにとっては…話したこともないしクラスの違うあたしなんかをあんなに心配してくれて…嬉しかった。あの真剣な表情に惹かれたの。』
結『どんな…タラシでも優しい人なんだね…。』
奈『…まぁタラシには変わりないから…気をつけてよ。…でも…聖奈が好きになった人なら…そこまで酷くないはずだから…応援はするよ〓』
聖『なっちゃん、ありがとう〓なっちゃんの…そういう…心配しすぎちゃってきつい時もあるけど…それが人の為であるとこや優しいとこ…昔から大好きだよ〓』
奈『な、な、何よ、急に。あ、あたしは…別に…ふ、ふ、フツーだし////』
結『なっちゃん照れた\(//∇//)\ 〓可愛い〓〓』
奈『からかわないでよ〓』
結『なっちゃん、大好き〓』