「一夏、そんな深刻な顔してどうしたの?」


       「大輔が心配してたよ!!」


    2人の質問を聞き終えたところで一夏が、


       「陸上部の先輩に告白されたの。

        でも、相手の事よく知らないし....曖昧な返事じゃいけないし。

        だから、決めた、断ろう!!」



 その時、大輔の 『よっしゃ!!』 という小さな声が聞こえた。


あかり・麗もホッとしたように一夏の方に向き直した。


  一夏も悩みがなくなったため、表情がいつもの輝く笑顔に戻っていた。