そんな感じで4時間目が終わって、私は1人で中庭に向かった。


木にもたれて母お手製のお弁当を食べていると、後ろから石のような物が飛んできた。


おかかのおにぎりだった。


「よっ」


おかかおにぎりの次に、鞄を肩にひっかけた悠紀があらわれた。


「遅かったじゃん」


私はおにぎりを拾いあげた。