その日は3時間目の英語の時間、不運にも4人でグループを作って英語の対話練習をしろというものだった。


いつもは、大体3人組で常に行動している子達が

「山崎さん。1人ならうちんとこ来てくれない?」

みたいな感じで声をかけてくる。


しかしその日は、また違うグループの子が集まって大人数で私の所に来た。


「山崎さん、一緒にグッパーでグループ決めよ。」


恐らく、4人グループの子達の中の1人が欠席で、3人グループの所と団結して私も交えてバラバラになろうという計画みたいなのだが、ごく自然に受け入れられたのがなんとなく嬉しかった。


その後、私はその中の3人と班を作ったのだが、少し緊張したもののごく自然に会話に参加できた。


そして、班が一緒になった子達に、「山崎さんて、おとなしいと思ってたけどしゃべったら面白いね〜」と言われて笑われた時は、少し嬉しいような気恥ずかしいような気分になった。