1月、高校2年生の最後の学期の幕開けとなる始業式、私はいつもより早く家を出て学校に向かった。


悠紀は今日、学校に来るだろうか。


私は早く彼女に会いたかった。


学校に着くと私は席に着いて携帯を出した。


特にする事もないのでノートを広げて、意味もない落書きをしてみた。


「何書いてんの。牛?」