月日は流れ120年後。
・琴音・
よし‼誰もいない‼
私は部屋の奥にしまっていた下駄をこっそりともちだし障子を開け左右を確認し馬小屋ヘ行こうとしたとき
「琴音様お待ちください!」
聞きなれた声のする方を見ると志輝がいた。
「いやよ‼暇なの」
侍女の志輝に引き留められているとお母様が私の方へ来た。
「分かったわただし30分だけねあまり遠くに行ってはいけないわよ」
お母様が外に行く事を許してくれた。
志輝もお母様が言う事には口出しでなきない。
「はーい‼行ってきます‼」
私は馬小屋ヘ行き愛馬の空に乗り森ヘ向かった。