「ありがとう…嬉しいよぉ」


嬉しくて涙が止まらない。


「楓、大好き。愛してる…」


楓の優しいキスで私はそのまま瞳を閉じた。



「ちょっと…これだけ外していい?」



わ、忘れてた…



楓はゲラゲラ笑いながら鼻から綿を抜いた。



「やだぁ…」



恥ずかしくて楓の顔見れない。



「莉子…俺はどんな莉子でも愛してる」



楓は私の全てに優しくキスをした。



楓の優しいキスと温かい体温で…



満たされていく。



「愛してる…」



キスをされる度に聞こえてくる。



伝わってくる…