楓は…!?



私は起き上がるとすぐ窓から楓の部屋を見た。



灯りがついてる!



私は急いで階段を降りた。



「莉子!ゆっくり降りないと…」



「うわぁ!」



ダダダ…ドン!バン!!



「イタ… 」



踏み外して壁に激突。



「この歳になっても壁にぶつけて鼻血出してんのあんたぐらいよ…」



母は呆れ顔。



「いや…ちょっと焦っちゃって」



鼻に綿を詰められながら笑った。



18歳にしてこれはさすがに恥ずかしい…



鼻を押さえて楓の家に向かった。