玲央「付き合えばいいんだよね…奏多くんのものになるからぁ…」


悠真「玲央、なにを言ってるんだ「お前はだまってろ」



奏友1「へぇ、健気だね〜。大切な幼馴染くんのために自分の身を犠牲にするなんて」


奏多「…そう言われるといい気持ちはしねーが、まぁ、そのうち俺が1番になるだろうな。
いいだろう、こいつを解放してすぐに追い出そう。
もちろん、玲央は俺と帰ろうな」


奏多くんはそう言いながら、まだ服の袖を掴んだままの私を、自分の方へ引き寄せ抱きしめる。




ーこれでいいんだ。奏多くんだってそこまで悪い人じゃないはず。

奏多くんは好きな人を手に入れ
ゆーまは私の心配をしないで大丈夫になる


奏多くんの腕の隙間からゆーまがみえた。
ゆーまはボロボロのまま無理やり教室を追い出さるが、抱きしめられている私は追いかけることも出来ず…


最後に振り返ったゆーまに、心配ないよ、という意味でにっこりと笑顔を向けた。