そして俺たち4人は、宇佐神の家へ向かう。

っていうかこれ、迷惑と思われないのか?
昨日もあんな嫌がられたのに…。



拓海「宇佐神さん、ちゃんと出てくれるかなぁ?光陽、裏の怖いモードで声かけたんじゃなの?」

悠真「…」


光陽「おいまて、それって俺が二重人格で裏が怖いみたいじゃないか。」

涼太「だってそうじゃん。かわいそうに、玲央たんビビっちゃうにきまってら。」


悠真「……」



涼太「ってかさっきから悠真っち全然話さないな。もともとそうだけどさ。」


悠真「だまれ。考え事してただけだ」


光陽「そういえば悠真って小学校、宇佐神と同じじゃないのか?」

悠真「…っ!」



ちなみに、俺と涼太と拓海は同じ小学校。
悠真は家がちょっと遠いから小学校は別だったんだが、宇佐神の家に近かったはずだ。



光陽「ま、どうせ悠真のことだし何も知らんだろな。
おっあの家が宇佐神の家じゃないの?」