恐る恐る声を掛けた。

「あっ、あの、鷲宮君?顔赤いけど大丈夫?」


「あっ、大丈夫だ。ごめん、その、大丈夫だ・・・・」

「何かオレやることあるか?日誌書かせちまってすまないな」

「ううん、そんな事ないよ。でも本当に赤いよ顔、誰か読んでくるよ私」

麻美は立ち上がり一番近い後ろドアに向かおうとしたとき・・・・







「待て!!!!!!」







鷲宮が麻美の手首を掴んだ。




「オレが、赤くなってるのはお前の事が心から離れないからだ。」





鷲宮は麻美の目を見ながら言っている。


麻美は自分の気持ちを伝える・・・






そう思った。