気づけば目で彼を追っていて、しゃがんで顔を両手で隠す。



「熱、あんのかな?」



おでこを触る。

やっぱ、熱いじゃん。



あの、彼のせいだってわかったのはそう遅くはなかった。



「これは、恋?」



一目惚れをした私は


その〝恋〟とやらに近づいてく?