「あの二人、仲がいいね」

瀧沢君は、2人を眺めながらしみじみ言った

「そうですね、綾音、とても楽しそうで嬉しいです」

「だね、薫も楽しそうだよ」

それは、誰が見ても思うことだろう

「沙奈ちゃんってさ、綺麗だよね」



「へ?」

と、変な返事をしたところでシュンッと黒い影が私の前に来た

気づけば私のメガネがなくって

「ほら!!!沙奈ってすごく美人なんだよ!!」

目を輝かせながら、綾音は話す