少女は怖くなり後ずさりした。 すると少年の手が少女の腰に回される。 「どこにもいかないんでしょ?」 少年が少女を引き寄せる。 「ねぇ?どうしたの?ねぇ?こわいよ。」 今にも泣き出しそうな少女。 「その顔かわいい。 僕のコレクションにしたい」 少年はいつもの表情とは違う 満面の笑みを見せる。 今までこんなに楽しそうな少年を見たことがない。