少女はお風呂へ向かう途中、
廊下に血のような赤い液が一滴落ちていることに気がついた。




「血…?」


少し寒気がし、
一度拭こうとも思ったが
不気味だったので
少女は血のようなものをそのまま放置し、少女はお風呂へ入った。




「上がったよー!」



少女はお風呂から上がると
パジャマのまま少年のところへ向かう。





少年はベッドに座っていた。



リビングより寝室は大きく、
一人暮らしにしては大きすぎるベッドが一つ真ん中に置いてある。




「ねぇ、どこにもいかない?」



少年は一言つぶやく。