12日が過ぎた頃、




少年が少女の鎖を取った。












「僕に友達を紹介して?」





そう言って少女に少女の友達を紹介させた。





少女はその場から解放され、家に帰る。






親はとても心配していたようで
少女に話しかける。



「どこいってたのよ!?
心配したでしょ!?」




しかし少女はなにも語らない。




人形みたいに感情も出さない。





ただ、こうつぶやくのだ。





「戻りたい」