ある夏休み、
高校生の少女はいつもと変わらない町並みを歩く。



午後2時、
信号が赤になった。


少女は気にせず信号を待つ。




ふと、殺気を感じ後ろを振り返る。



「ねぇ?君どこの学校?」



スラッとした足、透き通るような肌、
顔立ちの良い少年だった。


「えっ、あの…」


少女は少し戸惑いながらしたを向く。


「ごめんね、急にびっくりしたよね。」


少年は少し淋しげな表情をみせ
苦笑いをする。