待ち合わせたドーナツ屋。
約束した6時。まだ航太は来ていないみたい。
チョコレートドリンクの氷をカラカラまわしていると、
「ごめーん。やっぱり遅れた。」
航太が勢いよく飛び込んできた。
『ううん、大丈夫。』
「これ、ありがとな。本当に助かった。あれからさ、この写真家に交渉して、海の写真いくつか、つかわせてもらえることになったんだ。もぉ、うれしくってさ。ほら、これなんだ。」
そして、航太は私の写真集と子供向けの学習誌を渡してくれた。
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