「でも、仕事頑張って、生き生きとしてる奴、俺は応援するな。でもさ、忙しいと彼女とかはさみしくなっちゃうんだよねぁ。別に大切にしていないわけじゃないんだけどさ。」




タカ先は白い雲を見つめながら話した。


『うん。仕事って割り切れるもんじゃないもんね。好きな人がいるときこそ頑張れたりするし。会う日に限って、忙しくなったり、何でこんな時に。ってことあるよね』



「えっ、坂井、よくわかってんじゃん。」



『うん。なんとなくそうかなぁって。バイトの時も同じだから。それより、タカ先はそれ経験談?』




私はあわてて言った。