その日の夜も、航太と電話で話をした。
「声が聞けるのは幸せな証拠だよな。顔を見て話せるのが一番だけどな…ごめんな。もうすぐ、仕事一段落つくから。」
『会いたいけど、その分会えた時いっぱい甘えるから、大丈夫だよ
でも、私も航太の声が聞けると安心するよ。今日は疲れてそうだなとか、いいことあったかなとかわかるし』
「相手の呼吸や、元気が伝わってくるんだもんな。ありがと、和奏。おやすみ」
『うん。おやすみ』
電話を切って空を眺めた。
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