「優先輩って、坂下先輩のこと好きなんですよね?」


「えっ?」


俺は突然聞かれて、持ってたクレープを落としそうになった。


「あー、動揺してます?…図星ですか?」


美由ちゃんは、慌てた俺を見てクスクス笑う。


「笑うなよー!…桃さんのこと、好きだよ。」



「ですよねー…。」


美由ちゃんの表情が曇った。


「え?俺、何かいけないこと言った??」


「…はい!言いました!」


そう言って美由ちゃんに睨まれた。


「優先輩って、鈍感ですよね〜。はっきり言わなきゃ、分かんないか!」


なんてブツブツ言いながらクレープを食べてる。