「先輩って、甘いもの好きですか??」


少し早歩きな俺のペースに頑張って合わせている。


「好きだよ。」


「あ!じゃあ!!私いつもサヨたちと行くクレープ屋さんがあるんですけど……行きません??」



この子って……強引だな結構。


「いーよ。クレープ好きだし。」


「ホントですかー?!やったぁ!!!」





「フンフフン〜フン〜♪」


下駄箱に着くまで、鼻歌でルンルンな美由ちゃん。


「なんの歌?」


「あ、これですか……? 私が作った歌です……。」


恥ずかしそうに顔を赤らめた美由ちゃん。


「アハハッ!意味わかんねぇ!」