あの桃さんを泣かしてしまったあの日から、気まずくて桃さんに話しかけられずにいる。


桃さんとタケ先輩はきっと仲良くやってるんだろう。






「なー、咲希、桃さん、俺、お前の4人で文化祭回らねぇ? どう?」


「まじかよ。…俺はいいんだけど、タケ先輩に邪魔すんなって怒られたしなぁ。」


「タケ先輩こねぇだろー。それならよくね?俺的にも2人が気まずい感じは嫌なんだけど。」



キーンコーン……


5時間目のチャイムが鳴り、ダイは前を向いた。



桃さん……普通にしてくれっかなぁ。


いつもみたいに、うっさいって言われたい……。


……今の俺、キモくね??