ヒカルさんとやらいう人は、そのまま街に消えていった。
そんなことより………
「ねぇ……」
「ごめん!!!」
私の言いたいことが分かったのか、先に謝ってきた。
「明日は1年記念日じゃん!!!学校終わったら会う約束でしょ?…桃、楽しみにしてたのに。」
「どうしても、断れなくて…。サークルの集まりがあってさ……!」
集まりって、どうせ飲むだけでしょ?
バカみたいに!!!
「そのセリフ聞き飽きた。」
"断れなかった"
大学に入ってからそればっかり。
「今日お祝いしよう?な?それでいいだろう??」
ムカつく。
普通なら、日にちずらしてお祝いなんて、全然いいのに。
今日はなんだかムカつく。
「イヤだ。」
私はタケちゃんをにらんだ。