「決まったか?」


お昼ご飯に来たのは、少し洒落たオープンカフェ。

どこでリサーチしたのか、知らないけど連れて行きたいって言って連れてきてくれた。



「んーーーー!どれも美味しそう!」


メニューとしかめっ面してると、


「コレとコレ、頼んで分けよう?」

タケちゃんが、指差したのはパスタランチとピザのランチ。

結局それに決めた。




「うまっ!!!おいしいね!どこで見つけたの?このお店。」


「あー、先輩が教えてくれた!彼女と行くのにオススメのお店だってさ!」


先輩って言われて、女の子が浮かんだけど、桃のために聞いてくれたんだって思うと嬉しくなった。





「あれーー!? タケちゃんじゃない??」

ご飯を食べ終わった頃、見たことのない女の人が話しかけてきた。