「おはよ。」

小春が、ダイニングに行くと大人たちが不思議そうな顔をした。

「何?」

「小春、お尻の汚れ何?」

母が、指を指して言った。

見てみるとパジャマのお尻部分には小さな雑草の葉がたくさん着いていた。裾には泥の跳ね返りが見えた。

…あのとき。

ホタルをみる際、草原に座わった。やはり夢ではなかった。

「…あのね。松之助君とね遊んだの。」

小春は、何があったかすべて話した。