リカも、泣きながら手紙を読んでくれた。





リカの手が、俺の腕に触れた瞬間、俺はリカの体を引き寄せた。




キツく抱き合って、二人とも我慢する事なく、


泣いた。





「パパー?ママー?

パパ・・・ママ・・・

うわーーーんっ!!」





俺達が泣いている事に気付いた光は、俺達の顔を覗き込む様に小さな体をすり寄せて、俺達の間に入って泣き出した。




光、ごめんな。



ビックリしたよな?


パパ、光の前で泣いた事なかったもんな。




でも、本当はパパも泣き虫さんなんだ。



パパは、ママがいるから、安心して泣けるんだ。



ママはすごいんだぞ?




パパと光の事なら、何でも知ってるんだ。




ママは、すごく愛情深い人なんだ・・・



ママに愛されたパパと光は、世界一の幸せ者なんだぞ?



ママを世界一の幸せ者に出来るのは、パパと光なんだよ?





3人で、抱き合って、いたわり合って、愛し合って、



これからも生きて行こうな?



たくさんの人に感謝をして、


『ありがとう。』


『ごめんなさい。』


『大好き。』


『愛しています。』


たくさんの素敵の言葉を、素直に伝えられる、


そんな心を大切にしていこう。




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