伝わるかは分からない。
許してもらえるとも思っていない。
でも、もう二度と離さない。
「俺、分かったから・・・。リカの事、どれだけ大事か分かったから。
子供も、大事だから・・・。
会った事も、抱いた事もないのに、心配でたまらなかった・・・。
でも、どこかでリカが守ってくれてるって信じてた。
これからは、俺が守るから・・・。」
リカは黙って俺の言葉を聞いてくれた。
涙を流して、俺の目を見てくれた。
「歩太!会いたかった!
ずっとずっと会いたかった!」
抱きしめたリカの手が、俺の背中をしっかりと抱きしめ返してくれる。
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