後半勤務の日。 この日もリカを見つける事は出来なかった。 「宝来くん、おはよう。今日もリカから連絡なかった?」 「うん。」 「そっか・・・ホントどこにいるんだろうね?」 前半上がりの沢村と、そんな短い言葉を交わして、今日もいつも通りに働いた。 頭の中から、リカの事が消える事は、一瞬もない。 忙しくても、気が紛れる事もない。 .