ふらつく足で自分のアパートに戻っても、もちろんリカの姿があるはずもなく・・・




どうしようもない不安に襲われながら、再び街を歩き回った。





日が昇り始めて、人の数が増えていく。



俺は駅の植え込みにしゃがみ込んで、リカの姿を探した。



だんだんと・・・



女の人がみんなリカに見えてきて・・・



何度も何度も追いかけては肩を落とす。



そんな事を繰り返していた。





リカ・・・どうか無事でいて。



頼むから、帰ってきて。




.