本当は分かっていた。 見当違いだって。 本気で姿を消す気なら、リカはもう、この街にはいないかもしれないって・・・ でも、どこかにいるなら・・・ 探さないと・・・ 俺が見つけてやらないと・・・ 「リカ・・・ごめん・・・」 辺りが明るくなり始めた頃、もう一度リカの部屋に行ってみた。 でも、リカが帰って来た様子はない。 .