リカに触れていると、俺は自制心を失いそうになる。



ギリギリの所でいつも、自分を抑えるんだ。



「リカ、これ以上はヤバイ・・・」



リカの体を離して、ゆっくりと荒れた呼吸を整える。



でもリカは、潤んだ目をして俺にこう言った。




「歩太、愛してくれないの?」




その言葉を聞いて、俺は自分の感情に素直に従った。



リカを抱きたい。



リカの全てを自分のものにしたい。




リカの手を引いて、ゆっくりベッドに寝かせた。



「リカ、いいの?」


リカは少し強張った顔をしながらも、静かに頷いた。




俺はリカの唇にそっと自分の唇を重ねた。




俺とリカの鼓動が、全身に伝わる。



リカの体は、すごく小さくて、乱暴に扱ったら壊れてしまうんじゃないかって怖くなる。



リカの体温が、俺の体の全てを包み込む様に広がっていく。


抑えきれない俺の衝動を、リカは小さな体でしっかりと受け止めてくれたんだ。




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