最初に踏み入れたボクの後に続いて、純平、美紗の順でホワイトボードの陰から姿を現していくと、会長は少しだけ驚いた顔をした。
『3人で来ても、1人で来ても、来なくてもいい』と昨日の別れ際に言っていたけど、今の顔を見ると、彼はもしかしたら、3人で来ることはないだろうと思っていたのかもしれない。
昨日部室棟の裏で見た光景がボクにとってすぐには受け入れがたいモノだったのを、一緒にいた彼は良く分かってくれている――多分。
「――……小早川さん、昨日は驚かせて失礼した」
先輩のその一言で、美紗と彼が図書室で顔を合わせていることに改めて思い当たった。
いきなりあの時の件を持ち出され、ボクは少しばかり居心地が悪い。
『3人で来ても、1人で来ても、来なくてもいい』と昨日の別れ際に言っていたけど、今の顔を見ると、彼はもしかしたら、3人で来ることはないだろうと思っていたのかもしれない。
昨日部室棟の裏で見た光景がボクにとってすぐには受け入れがたいモノだったのを、一緒にいた彼は良く分かってくれている――多分。
「――……小早川さん、昨日は驚かせて失礼した」
先輩のその一言で、美紗と彼が図書室で顔を合わせていることに改めて思い当たった。
いきなりあの時の件を持ち出され、ボクは少しばかり居心地が悪い。