2月25日、週が明けたばかりの月曜日。
色々なことがあってすっかり忘れてしまっていた、ボク自身の特殊な属性――【女にモテる】という厄介なソレを思い出させる出来事が勃発する。
突然目の前に現れた小柄な女の子に襲撃されたのは、授業と授業の合間、移動教室のため、ひとり廊下を歩いていた時だった。
「なお先輩! 高岡先輩に小早川先輩を寝取られたって本当ですかっ!?」
……なんだ、この小っちゃい女は!?
ボクの胸ぐらに掴みかかるように迫ってきた1年生の剣幕に押されて、ボクは廊下の壁に追い詰められた。
て言うか、なんだ『寝取られた』って!
「可哀想。私が慰めてあげま――」
唇を突き出して迫ってくる女に、思わず「ヒッ!」と短い悲鳴が漏れた。
こんな露骨で直接的なアプローチは初めてだ!
【マジ】なのか【ガチ】なのかも分からない。
つーか、もはやただの変態ーッ!?
色々なことがあってすっかり忘れてしまっていた、ボク自身の特殊な属性――【女にモテる】という厄介なソレを思い出させる出来事が勃発する。
突然目の前に現れた小柄な女の子に襲撃されたのは、授業と授業の合間、移動教室のため、ひとり廊下を歩いていた時だった。
「なお先輩! 高岡先輩に小早川先輩を寝取られたって本当ですかっ!?」
……なんだ、この小っちゃい女は!?
ボクの胸ぐらに掴みかかるように迫ってきた1年生の剣幕に押されて、ボクは廊下の壁に追い詰められた。
て言うか、なんだ『寝取られた』って!
「可哀想。私が慰めてあげま――」
唇を突き出して迫ってくる女に、思わず「ヒッ!」と短い悲鳴が漏れた。
こんな露骨で直接的なアプローチは初めてだ!
【マジ】なのか【ガチ】なのかも分からない。
つーか、もはやただの変態ーッ!?