母さんに1人ぼっちでケーキを食べさせるのは申し訳ないと、先輩は思ったらしい。
だからって、一緒に食べないでしょ!
本当に、誰にでも優し……すぎるだろ。
「あのヒト全っ然気にしないで1人で食べるからね!? 下手したら2つ食べるからね! 放っておいて大丈夫なんですってば!」
何度も説明して、説得して、ようやく納得してもらえた。
先輩の基準では、1人でケーキ食べるのがそんなに淋しいことなんだろうか。
あ、もしかして、
「先輩、兄弟多い?」
……だとしたら、家の中で1人になることがほとんどないのかもしれない。
響先輩は、何で分かったのかと不思議そうな顔をした。
「上に1人、下に2人いるよ?」
「やっぱり……てか4人兄弟! 大所帯ですねー」
だからって、一緒に食べないでしょ!
本当に、誰にでも優し……すぎるだろ。
「あのヒト全っ然気にしないで1人で食べるからね!? 下手したら2つ食べるからね! 放っておいて大丈夫なんですってば!」
何度も説明して、説得して、ようやく納得してもらえた。
先輩の基準では、1人でケーキ食べるのがそんなに淋しいことなんだろうか。
あ、もしかして、
「先輩、兄弟多い?」
……だとしたら、家の中で1人になることがほとんどないのかもしれない。
響先輩は、何で分かったのかと不思議そうな顔をした。
「上に1人、下に2人いるよ?」
「やっぱり……てか4人兄弟! 大所帯ですねー」